9月のアレンジメント
2024年09月25日
「暑さ寒さも彼岸まで」と申しますが、まさに秋分の日を境にようやく暑さが少し和らぎ、朝の空気に爽秋の気配が感じられる頃となりました。今月も「趣味の園芸」でおなじみの、杉井志織先生によるフラワーアレンジメント教室が開催されました。花材は、赤と黄色のコントラストが目にも眩しい菊、秋を代表する山野草の一つで、ひっそりとした佇まいが美しいワレモコウ、上に伸びるように折り重なったピンクや白色の苞(ほう)がまるでトーチのようなクルクマ、小さな丸い果実が個性的な観賞用トウガラシに加えて、数種類の添え花をご用意。花器を回して全体のバランスを見ながら慎重に進める方、ご自身のインスピレーションを沸かせて大胆にアレンジされる方など、スタイルは様々ですが、一本ずつお花を活けていくご入居者の表情は皆真剣そのもの。不思議なもので、同じ花材を使用しても活ける人の個性によって全く雰囲気の違う作品が出来上がります。作業後の品評会では、杉井先生にそれぞれの作品の魅力を解説していただきながら、お仲間同士で雑談も交えて大変盛り上がりました。