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花は盛りに、月は隈なきをのみ、見るものかは

2024年09月23日

花は盛りに、月は隈なきをのみ、見るものかは

今年の十五夜は9月17日(火)でした。ヒルデモアたまプラーザ・ビレッジⅢでは、月がよく見える屋上庭園に団子やススキをお供えし、ご入居者とお月見を楽しみました。3年連続で満月と重なった昨年までとは異なり、今年は満月の前日に中秋の名月を迎えました。次に満月と中秋の名月が重なるのは6年後だそうです。特設会場からご覧になったご入居者からは、「特等席から見る月は格別ね。自然の夜風もとっても心地いいわ。」「今年の十五夜は端が少し欠けたお月様だけど、それはそれで何とも風情があって素敵ね。」など、お仲間同士で和やかにお話が弾んでいらっしゃいました。花の盛り、満月といった完成美ばかりが美なのではない、儚いものや心の眼で観るところにより深い趣がある…。かの兼好法師が『徒然草』に残した一節は、鑑賞する側の想像力によっておぎない、不完全な”余白”の空間に美意識を感じる日本人ならではの精神文化かもしれませんね。ご入居者のふとした会話から、何気ない日常が少し豊かなものに感じられた一日でした。