お楽しみ映画鑑賞会
2019年04月17日
ご入居者は、心の中にたくさんの思い出をお持ちです。今回は、眠っている思い出の一端を掘り起こし、あの頃の感動を思い出して頂こうと企画した「お楽しみ映画鑑賞会」をご紹介します。
きっかけはご入居者の「昔は映画だけが楽しみやった」という一言でした。物がない時代、一生懸命に働いた自分へのご褒美が映画館で観る洋画だったそうです。とはいえ2時間の長丁場、鑑賞後の疲労感など心配事もあった為、一度お試しにと、平日のアクティビティで『ローマの休日』を流してみました。すると皆様の視線が画面にくぎ付けになり、休憩を促しても「最後まで観たい」というご意見が多数。鑑賞後には「面白かった」「昔を思い出したわ」という嬉しい感想が聞かれました。ただの鑑賞会では味気ないと思い、2回目以降からは、じっと画面に見入る皆さまを見守りつつ、映画の登場人物に扮した皆さまの似顔絵を描いて、鑑賞後にお渡しするというお楽しみも付け加え、大変喜んでいただきました。
流す映画がいつも皆様の好みに合うとは限りませんが、大好きな映画を観ている時は日常の考え事も忘れて、ただただ思い出の中に浸っていらっしゃるのかなと思うと、何か懐かしさを共有させていただけるような気持ちになります。
今後も日々のアクティビティの一環として鑑賞会を行い、思い出旅行のツアコンとして皆様の楽しみを広げられればと思います。