音楽家が60歳で
ヘルパーデビュー。
新たな出会いに感謝!
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音楽家が60歳で
ヘルパーデビュー。
新たな出会いに感謝!
音楽家が60歳で
ヘルパーデビュー。
新たな出会いに感謝!
60歳にしてヘルパーデビューを果たした笹倉さんの本業は、音楽家。
音楽活動と並行して、ヘルパーの仕事にも意欲的。親世代にあたるお客様と音楽談義に花を咲かせることも!
オペラ歌手を軸に、音楽の教員や合唱団の指導など、音楽の仕事をしていましたが、コロナ禍で活動が少なくなってしまいました。一方で、両親が80代後半になり、そう遠くない未来に介護が必要になるだろうと考えるようになりました。それならば、時間がある今こそ介護について勉強する良い機会だと思い、有料老人ホームで用務として働き始めました。そこで初めて介護職員の仕事を目の前で見て素晴らしい仕事だと思い、自分も学校に通って介護職員初任者研修の資格を取りました。
働く場所を探していたらみずたまと出会い、60歳で介護ヘルパーとしてデビュー(笑)。週に2回、主に生活介助をしています。
お客様は、私の親と同じ世代です。この世代の方々が日本の高度成長期を支えてくださったおかげで、私は不自由なく音楽の勉強をすることができました。私にとっては恩人とも言える世代の方々が、引退して自分らしい人生を過ごしている時間に関われる。とてもありがたいことです。
私自身もそうなのですが、実の親子だとなかなか素直に話すことができないですよね(笑)。でも、ヘルパーとしてなら、それぞれ親の世代、子の世代の率直な気持ちをお互いに話すことができます。お客様を通して親の気持ちを知ることもあり、たくさんのことを学ばせてもらっています。
コロナ禍から徐々に日常生活が戻ってきて、音楽の仕事も戻りつつありますが、これからもみずたまで働き続けたいです。この年になってから知らない世界を学んでいく楽しさがありますし、もともと人と会って話をすることが大好きな私の性に合っています。
お客様の世代は、昭和40年代にヨーロッパの歌劇団が来日してオペラブームがあったので、クラシックやオペラを好きな人が多いです。私が行くときにはクラシックをかけて待っていてくださるお客様もいて、音楽の話で盛り上がります。「こんなところで、こんな深い話をすることができるとは!」と驚くほど詳しい方もいますよ。これからもみずたまで働き続けることで、どんな出会いがあるのか楽しみです。