綿を紡ぎ、心を繋ぐ
2022年12月30日
スタッフが庭に植えた綿の果実が熟し、弾け、中から真っ白な綿花が顔を出してまいりました。ふわふわの綿花から、雪を連想されたご入居者の発案で、皆様で綿を紡ぎ、クリスマスの装飾として活用する運びとなりました。しかし、これが大変でした。収穫した綿には大量の種が絡みついており、きれいに種を取るのは至難の技です。皆様、黙々と無言で綿と格闘されます。お一人のご入居者から「はぁ~」という溜息が宙を舞うと、「頑張って!」と、方々の席のご入居者からお声が掛かります。その苦労が実り、ご入居者同士の心を繋いだその綿を「ひげ」としてつけた、笑顔がチャーミングな何十ものサンタクロースが、館内の至る所に飛び交っておりました。