旬の手仕事「梅仕事」
2022年06月27日
梅が旬を迎える時期に「梅仕事」をすることは、目と香りで季節を感じることができる、日本人の季節行事の一つです。私共ヒルデモア三渓園のスタッフには、梅干し先生が2名おります。今年は先生の声掛けから、ご入居者と梅干し作りを致しました。ご入居者の前に色づいた瑞々しい梅が登場すると、「わぁ、いい香り」「一つだけ頂いていいかしら、だめ?」とお声があがり、甘い香りに包まれながら、皆様の心も高揚される様が伝わります。瓶を消毒し、一粒ずつヘタを取り、焼酎に漬け、塩をまぶしと、一連の作業を黙々とこなされていきます。しかし、梅を瓶に入れる段になると、皆様のお転婆魂に火が付いたようで、方々より梅が投げこまれてまいります。梅干し先生達は大慌て!ご入居者の笑顔や楽し気な空気までが詰め込まれた瓶からは、極上の梅干しができるに違いありません。完成が楽しみです。