スペシャルコラム1
中村社⻑からのメッセージ
「拘り」と「誇り」
あふれる介護へ。
2020年4月、東京海上日動ベターライフサービスの代表取締役社長に就任した中村一彦。就任時から、働く人にとって働きがいと誇りを持てる環境づくりに尽力してきました。その裏には、どのような想いがあるのか。実現にあたり、働く一人ひとりに期待することは何か。そして、これから東京海上日動ベターライフサービスをどう進化させたいのか。今考えていることを、語っていただきました。
「日本一働きがいのある会社をつくりたい。」これは私が社長に就任して以来、常に思ってきたことで、社員の皆さんにも伝え続けていることです。
その実現に向けて大切なのは、私たちの介護サービスへの「拘り」と「誇り」だと思います。ここで働くスタッフは、自分たちにしか届けられない価値にこだわる人ばかりです。相手を想い、本当に必要としていることを察し、こういうケアが必要なのでは、こうしたら喜んでいただけるのではと試行錯誤しながら「オンリーワン」のサービスを届けています。お客さまやご入居者、ご家族から常に感謝のお言葉をいただいていることが、その満足度を物語っています。心を込めて提供したサービスに対して、喜びの声をいただく。それこそ、介護の醍醐味だと思いますし、プロフェッショナルとして「誇り」を感じる瞬間だと思います。そして、一人ひとりの日々の努力の集積が、私たちの経営理念「品質の高い介護サービスを提供し、心豊かに笑顔で暮らせる社会の実現に貢献します」を実現していくと信じています。
高品質ケアを届けるために取り組んでいるのは、真の目標を見据えたアセスメントです。私たちが向き合うのは、疾患ではなく人。そのため、マニュアルや型通りのケアを提供するのはなく、目の前にいるお客さまの生活や想いを見つめ、状態を悪化させず、良くしていくために必要なケアや、活かすべき社会資源を考えていきます。
しかし、質の高いアセスメントを行なっても、自社だけでは実現できません。例えばお客さまについて多職種と話し合う「担当者会議」にて、効果的な情報提供や課題に対する提案力を高めることで、みずたまのアセスメントを自社を越えて伝播していき、地域みんなで実現することを大切にしています。お客さまの生活の質を高められるように、みずたまのアセスメント力を磨き続け、地域みんなで支えることを大切にしています。
私が定義する「日本一働きがいのある会社」とは、お客さまやご入居者さま、そしてその先の地域社会に持続的に貢献できる会社です。そのために、このような好循環を生むことが欠かせません。
働く一人ひとりが誇れる品質の高いサービスを届けること。それを会社が全力でバックアップし、働きがいと働きやすさを実感できる環境づくりに取り組むことが大切です。
また、「拘り」と「誇り」あふれる介護サービスを届けるためには、実は仲間の存在が何よりも大事かもしれません。介護とは、一人では成し得ない難しい仕事。思っていることを遠慮なく発信し、相談できる人が近くにいることは、スタッフ一人ひとりの心理的安全性のためにはもちろん、素早い課題解決を通してお客さまやご入居者に価値を届けるためにも欠かせません。そのため私たちは今、「ざっそう（雑談＋相談）」というコンセプトを組織内で掲げています。元から当社にあった助け合いの風土を活かしながら、チームワークをさらに後押しするプロジェクトを、社員主導で進めています。その結果、身近なチーム内での協力はもちろんのこと、ベターライフサービスの事業間のチームワーク、さらには地域の人たちとも協働する機会がどんどん生まれていくことを期待しています。
これからも「日本一働きがいのある会社」に向けて、現場で働く方々とともに、日々努力していきます。さらにいい組織を、さらにいい介護を、ぜひ一緒に実現していきましょう。
代表取締役社長 中村一彦
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